早稲田ウィークリー メールマガジン 2009年11月26日号



早稲田ウィークリーメールマガジン 2009年11月26日号 受信トレイ
mag2 0000151754 2009年11月26日14:02
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早稲田ウィークリー メールマガジン 2009年11月26日号
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ワセダがもっともっとよくわかる!

◆◇◇早稲田ウィークリー メールマガジン◇ 2009年11月26日号
http://www.waseda.jp/student/weekly.html

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■編集員より

連休でもあった21〜23日までのスポーツニュースでは早稲田スポーツが大き
く取り上げられた。

22日に東京ドームで行われたU-26 NPB選抜(プロ選抜)と大学日本代表のプ
ロアマ交流戦では、本学野球部のエース斎藤佑樹投手が先発したこともあって
斎藤投手のピッチングやコメントが各メディアで取り上げられた。また、翌日
23日には阪神甲子園球場で行われたオール早慶戦でも斎藤投手が登場。連投に
もかかわらず最終回に登板し三者連続三振の好投を見せた。3年前の夏の甲子
園を沸かせたスターが甲子園に戻ってきたということで斎藤投手の露出が多か
った。

また、23日には別スポーツの対抗戦優勝を賭けた「早慶戦」が行われた。関
大学ラグビー対抗戦の「早慶戦」だ。こちらは勝ったチームが優勝する天王
山の一戦。試合は早大が慶大にリードを許す厳しい展開、さらに早大は主力選
手にアクシデントが発生し、劣勢を強いられた。しかし、試合後半36分で何と
か追いつき引き分け。後年語り継がれるであろう”激闘”だった。引き分けの
場合本試合でトライ数が多かった慶大が最終節で帝京大学に勝てば対抗戦優勝
となる。

大学ラグビーは12月6日(日)伝統の「早明戦」、年明けには大学日本一を
賭けた大学選手権やラグビー以外でも箱根駅伝が行われる。ウィークリーでは
12月17日号でラグビー箱根駅伝の特集を予定している。編集室でも紙面をつ
うじてエールを送りたいと考えている。

早稲田スポーツの”熱い”冬はこれからはじまるのだ。

(たけ)

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○ ぴーぷる:世界最大級の市民映像祭
「第31回東京ビデオフェスティバル」で佳作入賞!
小嶋 慶也さん

○ とっておきの話:パイプの煙
教育・総合科学学術院教授 西山 清

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○ぴーぷる○世界最大級の市民映像祭
「第31回東京ビデオフェスティバル」で佳作入賞!
小嶋 慶也さん

東京学芸大学を卒業後、塾・予備校業界の会社に就職。3年間の社会人生活
を経て本学川口芸術学校に入学した。「プロデュースに携わる仕事を目標に就
職活動をしました。人を巻き込みながら動かしていくことに魅力を感じていた
からです。就職した『早稲田塾』の運営会社は、若い時から責任ある仕事を任
せてもらえます。池袋校の責任者などを経験し、“プロデュース”について多
くを学びました」。

そんな中、小さいころから好きだった映画のプロデュースをしたいという気
持ちが強くなっていく。会社を辞めて川口芸術学校へ入学するかどうかは、人
生の大きな岐路だった。「決意できたのは、大学4年生の時に急死した父が背
中を押してくれていたからです。就職活動の内定が出たころ、父は私の映画へ
の思いを知っていて『一度きりの人生だから、やれるタイミングでやりたいこ
とをやった方がいい』と言っていました。この言葉が頭に残っていたので、自
分の夢をあきらめない決断ができました」。

授業のコンテンツ製作の課題で撮った短編ドキュメンタリー『歴史と共に生
きる町〜こちら亀の湯・本町一丁目〜』が、「第31回東京ビデオフェスティ
バル」で佳作に入賞した。授業の課題は「川口再発見」だった。ベッドタウン
として街の都市再開発化が急速に進む埼玉県川口市。その一方で昔ながらの町
並みが失われつつある現状を、廃業が決まった銭湯「亀の湯」を通して浮き彫
りにした。「亀の湯は川口が抱える都市再開発化の問題を最も象徴していまし
た。古い町並みの廃れるのがいいのか悪いのかではなく、それをありのままに
描きたかった。都市再開発化のスピードはあまりに早すぎます。このままでい
いのかどうか、一石を投じたかったんです」。

自身も含め先祖20代が川口在住。川口芸術学校に入学を決めたのも、早稲
田の名前を冠している安心感と地元にあることが決め手となった。今後も同地
に骨を埋める覚悟だ。「最近『埼玉県映像の街推進委員会』というNPO法人
立ち上げました。オリジナリティがあることをやろうと考えたら、地元密着が
一番だと。ある地域から生み出された強烈な個性が、広く世の中に受け入れら
ていくとう道があると思うんです。目指すは『川口から世界へ』! 国際映画
祭にも積極的に参加したいですね」。世界の舞台から日本へ、そして川口へと
凱旋する日に期待が膨らむ。


■こじま・よしなり
1980年埼玉県生まれ。東京学芸大学教育学部卒。本学川口芸術学校3年。
授業でクラスメート3人と製作した短編ドキュメンタリー『歴史と共に生きる
町 〜こちら亀の湯・本町一丁目〜』が、54の国と地域から作品が集まる世界
最大級の市民映像祭「第31回東京ビデオフェスティバル」で佳作、「彩の国
市民映像コンテスト」で優秀賞をそれぞれ受賞。NPO法人「埼玉県映像の街推
進委員会」代表理事、「クリエイティブ芸術集団 namamo」代表。好きな映画
は『ゴッドファーザー』『魔女の宅急便』など。

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○とっておきの話○パイプの煙
教育・総合科学学術院教授 西山 清

わたしとパイプとの出会いは、文学研究科の指導教授、三浦修先生の研究室
だった。今から三十数年前のことだが、当時、国連ビルと呼ばれていた研究棟
の7階にあった先生の研究室は、とりわけ冬の午後ともなれば締め切った室内
紫煙が充満。あの頃はいたって寛大な時代で、われわれ学生などは嫌煙どこ
ろかパイプの香りに魅了され、紙縒りでパイプをこまめに掃除される先生の手
先を感心するように見入っていたものだった。爾来、パイプはわれわれの憧れ
となったが、いかんせん、二十代の若輩者にパイプなどは烏滸の沙汰、わたし
が初めて自分のパイプを手にしたのも、もう三十路を過ぎた頃だった。

「桃山」4、「飛鳥」3、「アンフォラ」1のブレンドに、湿り気と香りを与
えるため、スコッチを一、二滴。時にはレモンやライムの皮を入れたり、バー
ボンを垂らしてみたこともあるが、やはりスコッチ。燻蒸様の香りを生かすた
めには、スコッチに及くものはなし。イギリス通いが頻繁になると、ベイカ
街を手始めに、タヴィストック・スクウェア、ヘンドン、ハムステッド、ノッ
ティング・ヒルと居を移したが、煙草といえばオックスフォード街のBonds of
Oxford。この店の床から天井まで壁一面の煙草やパイプのディスプレイと強
烈な匂いに圧倒されながら、アラブ系の親父に好みを伝えれば、煙草といわず
道具といわず、すぐに用意してくれた。Optimumという凄い銘柄などは、重い
香りと舌が痺れるような甘みでわたしをしばらく虜にしたものだった。

そんな楽園状態も2005年まで。2006年の春に訪れたときには、あの店の場所
には小奇麗なテナントが入っており、店はパイプの煙と消えてしまっていた。
わたしも煙草を止めてはや2年。ベイカー・ストリート駅の壁にもご覧のよう
なプレートが。やれやれ、ご時世ですねぇ、ホームズ先生。

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[今週の早稲田ウィークリー] Webでもご覧ください!

◎ Topics:早稲田学生文化賞 2009年度受賞者発表
◎ 第9回 石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞発表
◎ 「ポピンズナーサリー早稲田」ハロウィンパレード
◎ ぴーぷる:世界最大級の市民映像祭
「第31回東京ビデオフェスティバル」で佳作入賞!
小嶋 慶也さん
◎ weekly gallery:『6』
◎ 研究最前線:ナノテクが切り開く医療の未来
「ナノ医療工学」
◎ とっておきの話:パイプの煙
教育・総合科学学術院教授 西山 清
◎ こんな授業!どんなゼミ?:<さらす/覆う>の構造学
◎ 現場レポート:地球規模の課題解決のため文化・専門を越えた協力へ!
「グローバル・オーナーズ・カレッジ」に参加して
◎ 伝わる想い、変わる世界
早稲田祭2009」ダイジェスト
◎ 第56回 理工展
◎ ウィークリーフラッシュ
◎ 稲穂カメラ
◎ 杜の手帳
◎ えび茶ゾーン

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